上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「桔梗塾」にはすでに何人かいた。

私設会話に入るのは初めてだった。
なにをすればよいのかよくわからなかったが、
らむねさんに促され、私設のメンバーに一通り挨拶することができた。

[桔梗]観音寺らむね:じゃーさっそくだけど、合戦について説明しようかしら。
[桔梗]観音寺らむね:だれか、一緒についてくるー?

[桔梗]服部平次郎:俺も行きますよ

[桔梗]観音寺らむね:じゃー服部ちゃんおねがいね。他に誰か来る?

[桔梗]奥村涼   :じゃあ、僕もお供してもいいでしょうか?^^

[桔梗]観音寺らむね:おーけー。じゃあいきましょう


僕、らむねさん、服部さん、奥村さんの4人で徒党を組んだ。

[桔梗]観音寺らむね:服部ちゃんと涼ちゃんはもう慣れているからわかっていると思うけど、
[桔梗]観音寺らむね:良ちゃんは全くの初心者だから、基本的な説明をするわね。
[桔梗]観音寺らむね:退屈かもしれないけど、我慢してね

[桔梗]奥村涼   :了解です^^

[桔梗]服部平次郎:おk

僕はちょっと気になっていた。服部さん、どこかで見かけたような…

[桔梗]観音寺らむね:じゃあ始めるわね。えっと、陣取戦というのは…
らむねさんの講義が始まった。



この日、僕はいろんなことをらむねさんに教わった。

陣取戦のルール。陣の名前。武将との戦い方、防衛、兵站…

WEBで調べていた知識が、どんどんと補強されていく。
知ると知らないのでは、合戦の認識が全く違うことに驚かされた。

[桔梗]観音寺らむね:さてと、こんなところかしら。

[桔梗]平手良太郎:ありがとうございます

[桔梗]観音寺らむね:いえいえ

[桔梗]観音寺らむね:それじゃあ、講義はこれくらいにして、
[桔梗]観音寺らむね:そろそろ実戦に行きましょうか

[桔梗]平手良太郎:え?

僕は動揺した。これからいったい何をするのだろう?


[合戦]榊原政子:敵左先ゲリラいきます。向かってる人~?


[桔梗]観音寺らむね:今ゲリラ集めてるから、
[桔梗]観音寺らむね:ぶっつけ本番でゲリラ行ってみましょう

えええええええええええええ!?

[桔梗]平手良太郎:あの、まだ1回もゲリラやったことないんですけど…

[桔梗]観音寺らむね:だからいくのよ
[桔梗]観音寺らむね:やってみなきゃ、いつまでも身につかないわよ

[桔梗]平手良太郎:はぁ…

どうしよう。僕みたいな低レベルの人が参加してもいいんだろうか。

[桔梗]観音寺らむね:あまり乗り気じゃないわね。
[桔梗]観音寺らむね:大丈夫だって!ねえ涼ちゃん。

[桔梗]奥村涼   :まあ、そうですね^^

突然話を振られたものの、奥村さんは平然と答えた。

[桔梗]観音寺らむね:涼ちゃんはね、初めてゲリラで戦闘したとき、レベル60にもなってなかったんだよね

へ?

[桔梗]奥村涼   :あの時は、あまりよくわかってなかったもので^^;

[桔梗]観音寺らむね:薬師だから何とかなったっていうのはあるね。医術は先陣くらいなら二者治療してれば何とかなるし。

それをきいて、今まで黙っていた服部さんが突然口を開いた。

[桔梗]服部平次郎:いくら先陣でも、武士でレベル70になってなかったらちょっときついとおもうぜ。
[桔梗]服部平次郎:こういうのもなんだけどさ、平出さんは前に一緒に徒党になったとき、相当パニックになってたし。



思い出した。

このまえハマーさんに武将徒党に入れてもらった時の暗殺さんが、服部さんだった…

確かに服部さんのいうとおりだ。僕にはまだ、武将と戦う力量はまだない。


[桔梗]観音寺らむね:うーんでもねえ

らむねさんは唸るように言い始めた。

[桔梗]観音寺らむね:やっぱり良ちゃんには、武将をやってほしいな。
[桔梗]観音寺らむね:早めに武将戦の感覚をつかんだ方が慣れるの早いし
[桔梗]観音寺らむね:合戦も面白くなると思うのよね

若干、沈黙が続いた。

[桔梗]服部平次郎:ま、らむねさんがこだわるなら、俺はこれ以上言わないよ。

[桔梗]奥村涼   :みんな、最初は初めてですしね^^

僕も少しずつ、参加したくなってみたくなった。
らむねさんがこだわっている理由が、気になってきたからだ。



[大声]榊原政子:ではカウント行きます。10,9,8,7,6…

僕は、20人以上は居るだろう仲間たちと一緒に、味方中先にいた。

徒党はすでに解散していた。

僕以外にも、服部さん、奥村さん、らむねさんの四人がソロになって、ゲリラに参加した。

私が後ろから見ているから、良ちゃんは普通にゲリラに参加してね。
らむねさんはそういって、僕の後ろに控えている。

カウントが3になった。

起点、いわゆる盾と回復役の人が一斉に飛び出す。

僕も遅れまいと、ほぼ同じタイミングで走り出した。
すぐ後ろかららむねさんが追いかけてくる。

ゲリラの先行集団は、塊となって敵左先をめざした。

柵に囲まれた陣が、だんだん大きく見えてくる。

コントローラーを持つ手に、思わず力が入った。



[桔梗]平手良太郎:…だめでした

[桔梗]観音寺らむね:まぁ、はじめてだしねえ


僕は、陣のだいぶ手前で赤NPCに捕まっていた。
全くの問題外といってもいい。

[桔梗]服部平次郎:まーた起点か。相変わらず取りつきだけはうまいな
[桔梗]奥村涼  :いえいえ^^
[桔梗]服部平次郎:それにしても、回復技能使いすぎてるだろ。ヘイト集まるぜ
[桔梗]奥村涼  :服部さんがもっとs入れてくれれば、楽になるんですけどね
[桔梗]服部平次郎:…こいつぅ!!

私設チャットでは、服部さんと奥村さんの掛け合いが続いていた。
ふたりとも、らむねさんの講義中は静かだったけど、それは遠慮だったみたいだ。

[桔梗]観音寺らむね:相変わらず、仲がいいわねえ

「そんなことないですよ!!「そういうわけでは^^;」と、二人同時に喋っている。

[桔梗]観音寺らむね:二人とも、蒼天禄サーバーができてから始めたから、同期なのよね。
[桔梗]観音寺らむね:合戦場に来たのも、ほとんど同じ時期だったしね。

[桔梗]平手良太郎:はあ…

同期、か。

僕はうらやましかった。

僕には一緒に遊べる知人もいないし、互いに切磋琢磨するようなライバルもいない。

二人の関係が、とても魅力的に見えたのだ。

[桔梗]観音寺らむね:二人とも上達は早いんだけど、初めて半年もたってないから、まだまだ初心者よね。

[桔梗]観音寺らむね:良ちゃんも頑張れば、二人に追いつけるわよ。半年くらいの差なんて、まださほどでもないし。

追いつく?僕が?

[桔梗]服部平次郎:ま、俺は、半年でほかの皆さんを追い抜くつもりですけどね。

[桔梗]観音寺らむね:ふふ。楽しみね

すごい自信だ。僕は圧倒された。

[桔梗]観音寺らむね:さて、遅い時間になったし今日はこの辺で解散にしましょうか。
[桔梗]観音寺らむね:良ちゃん、今日は来てくれてありがとう。塾は今後もやるつもりだから、また来てくれると嬉しいな

[桔梗]平手良太郎:はい、ぜひお願いします!

[桔梗]観音寺らむね:服部ちゃんも涼ちゃんも、彼のことよろしくね。ほとんど同期みたいなものだし。

同期。

この言葉に、僕はむずむずするような感じを覚えた。

[桔梗]奥村涼   :もちろんです。良さん、これからもよろしくお願いしますね^^
[桔梗]服部平次郎:よろしくー

[桔梗]平手良太郎:よろしくお願いします!

こうして僕は、桔梗塾の一員になった。
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://kiyoshi6.blog136.fc2.com/tb.php/275-0d2431e5
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。